■対面講座
[講座番号2] 映画と対談/時代と人間の交差点を読み解く
定員/100名 受講料/2,500円(全1回)



(講座概要)
 記録映画の世界観、具体性を原点において、今を生きる私たちが抱えるさまざまな社会問題を考え、ひもときます。映像のチカラと言葉のチカラを駆使して、ご参加いただく各世代の皆さんと共に理解を深めます。

(講座詳細&日程)
テーマ/講座日
内  容
1
「ヒロシマ ナガサキ 二重被爆」
を考える


8月13日(土) 【午後】13:00〜15:40

 1945年8月6日広島、8月9日長崎に投下された原爆。その両市で二度被爆した方々の証言とその家族を描いた映画「ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者」(2019年、80分)を観た後、非核平和と核廃絶について考えます。
 
講師
映画監督
 稲塚 秀孝
 
コメンテーター
札幌学院大学名誉教授
 二通 諭
 
講師
紹介

稲塚 秀孝(いなづか ひでたか) 1950年北海道苫小牧市生まれ。中央大学文学部哲学科卒業。(株)タキオンジャパン代表取締役。1973年(株)テレビマンユニオン参加。ドキュメンタリー、音楽番組、ドラマを制作。1985年(株)タキオン設立、現在に至る。記録映画「二重被爆」(2006)以降「奇跡の子どもたち」「書くことの重さ 作家 佐藤泰志」「日高線と生きる」(2021)等を製作。著書に『二重被爆〜ヒロシマ ナガサキ 2つのキノコ雲の下を生き抜いて』(合同出版)

二通 諭(につう さとし) 1951年2月6日札幌郡手稲町に生まれる。1974年北海道教育大学札幌分校卒業後、石狩管内小中6校で35年間の教員生活を送り、2009年から札幌学院大学教員として主に特別支援教育関連科目を担当。2019年4月より札幌学院大学名誉教授。2021年10月より札幌大谷大学特任教授。2011年、札幌学院大学において、発達障害や精神的な困難を抱える学生の自助グループ『雑談会』を立ち上げる。著書に『映画で学ぶ特別支援教育』(2011/8/25)、『特別支援教育時代の光り輝く映画たち』(2015/8/9)がある。連載「映画に見るリハビリテーション」(医学書院:『総合リハビリテーション』)は25年300本に達している。

 
  稲塚秀孝監督との居酒屋談義から
二通  諭
 稲塚と私は、たしかに、あの時代のあの空気を共に吸っていた。苫小牧東高校出身の稲塚は1950年8月生まれ。1951年2月生まれの私と同学年。私は札幌西高で、新聞局員として教育問題をはじめ広く社会問題にコミット。稲塚もまた、ひとり恵庭事件に関わり、かの野崎さんのところに通っていた。それゆえの「憲法を武器として 恵庭事件 知られざる50年目の真実」(2017年10月公開)だった。高校生・稲塚は有島青少年文芸賞を受賞。その縁で、同賞の先輩である佐藤泰志と文通。稲塚は佐藤の高校時代の小説『市街戦のジャズメン』を激賞。1967年10月8日の羽田闘争で、京大1年生の山崎博昭が亡くなるが、その時の地方の高校生のリアクションを描いたものだ。私と稲塚が高校2年で、佐藤が函館で高校3年。私も「10.8」には、かなり揺さぶられたクチなので、この感じが少しはわかる。佐藤作品の映画化は、「草の響き」で5本目。映画化されていない『市街戦のジャズメン』は果たしてだれが作る(もしかして…)。役者70周年の仲代達矢の舞台を追いかけたドキュメンタリーもこの春には仕上がるらしい。だとすれば、次なる構想は、仲代の代表作である「人間の條件」の再映画化か…。二重被曝者・山口彊に会いにきたジェームス・キャメロン監督(代表作「ターミネーター」「タイタニック」)らとのつながりや、諸企画を同時並行で走らせる稲塚のポテンシャルには圧倒される。
 




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札幌学院大学の感染予防対策
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対面講座受講上の注意
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受講料をお振込みいただいた方には、改めて開講日のご案内はいたしませんのでご承知願います。
各講座の全日程は、パンフレットおよび本学社会連携センターのホームページにてご覧ください。
※お子様連れでの受講はご遠慮ください。
〇開講場所:札幌市厚別区厚別中央1条5丁目 札幌学院大学 新札幌キャンパス
〇講座当日は、札幌学院大学新札幌キャンパス1階 社会連携センターにて受付を行います。



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