■オンデマンド講座
[講座番号7] ケアと宗教を考える
配信期間/6月20日〜8月31日 受講料/3,000円(全3回)



(講座概要)
 発生から11年を迎えた東日本大震災では、多くの宗教者が被災地におもむき、人々の力になろうと模索を続けました。こうした支援活動の一つの柱であるスピリチュアル・ケアを宗教宗派の枠を超えて進めるための研修と研鑽が積まれ、様々な知見や態度といったものが蓄積されてきました。被災から11年を迎えた東日本大震災といくつかの災害における活動から臨床宗教師の活動が始まりました。
 本講座では、現代社会の様々な苦の現場で用いられる宗教者によるスピリチュアル・ケアやグリーフ・ケアについても紹介します。ケアと宗教の関係について皆さんと考えてみます。

(講座詳細)
テーマ
内  容
1
ケアと宗教〜臨床宗教師の役割
 東日本大震災とその後の大規模災害において街の復興より前に、またその後も人々の心のケアが必要でした。こうした場面で宗教者が臨床的な活動を積み重ねてきました。被災地や地域社会で心のケアを提供する宗教者(臨床宗教師)の役割を通じて心のケアの問題を考えてみます。
コメンテーター/認定臨床宗教師 眞如 晃人
コメンテーター/認定臨床宗教師 足立 隆厳
コーディネーター/札幌学院大学心理学部准教授 
小林  茂
2
宗教的ケアと
スピリチュアル・ケア
 宗教的ケアは特定の宗教的立場から行われるケアのことを言いますが、現在、より普遍的なスピリチュアルな痛みへのケアの問題が問われています。スピリチュアルなケアについて考えてみます。
講師/ 眞如 晃人
3
宗教的ケアと
スピリチュアル・ケアの実例から
 僧侶としての宗教的ケアと臨床宗教師としてのスピリチュアル・ケアの実践などを紹介しながら、ケアと宗教について考えてみます。
講師/ 足立 隆厳
 
講師
紹介

眞如 晃人(しんにょ あきひと) 1981年生まれ。東洋大学非常勤講師。真光寺副住職。認定臨床宗教師(指導)。東北大学大学院文学研究科広域文化学博士課程後期在籍中。文学修士。北海道臨床宗教師会会員。

足立 隆厳(あだち りゅうげん) 1963年生まれ。高野山真言宗惠弘寺住職。認定臨床宗教師。札幌市保護司。国境なき僧侶団メンバー。札幌ボンズくらぶ代表。ラジオパーソナリティ(ラジオカロスサッポロFM78.1MHz仏僧naまんでぇ(毎週月曜日)ナイトジャンク(第三金曜日)/FMドラマシティFM77.6MHzサウンド オブ ナイト(毎週木曜日))。北海道臨床宗教師会会員。

小林 茂(こばやし しげる) 1967年生まれ。日本福祉大学社会福祉研究科修了・南山大学文学研究科修了。札幌学院大学心理学部准教授。臨床心理学修士・文学修士。公認心理師。臨床心理士。認定臨床宗教師。北海道臨床宗教師会会員。





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