人間科学科

Department of Human Sciences

【人間科学科】湯本誠:教員紹介

2008.04.01

お知らせ

湯本誠:教員紹介

湯本誠:教員紹介

・研究領域:働く人のキャリア、地域社会の産業振興
ひょんなことから、自動車産業と労働者に関する実態調査にかかわり、現在に至っています。現在は、インタビュー調査にもとづいて長期勤続者の企業内キャリアの特徴について取りまとめています。また、沖縄県の泡盛づくり(あわもり、焼酎の一種)、日本最南端の沖縄県・波照間島(はてるまとう)での黒糖(黒砂糖)づくり、岩手県の酒づくりなども手がけました。北海道の酒づくりとともに、これから本格的に取り組んでみたいテーマです。
・担当する専門講義科目:社会的人間論、産業社会学
 人間科学科で担当している講義科目は「社会的人間論」および「産業社会学」です。導入的な科目である「社会的人間論」では、人間に関する社会学の考え方、家族集団や職場集団の役割、研究方法、社会的逸脱(「非行」「犯罪」「自殺」など)などについて学びます。「産業社会学」では、「働きすぎ」という問題について考えます。若年失業者(フリーターやニート)や働く貧困層(ワーキング・プア)の大群がいる一方で、「働きすぎ」で過労死や過労自殺に追い込まれる人びとが後を絶ちません。その原因は何か、「人間尊重の精神」からみた望ましい働き方とは何か? という問題について考えていきます。
・ゼミテーマ:フィールドから学ぶ
伝統的な文献研究ではなく、学生自身が「フリーター」「少子高齢化」「地域活性化」などの関心のあるテーマを設定して、教室外のフィールド(現場)から学ぶことをメインにしています。フィールドでは、さまざまな人との出会いがあり、新たな発見があります。これをレポートにまとめ、最終的には卒業論文に仕上げていきます。就職活動での自己アピールでは、絶大な効果あり。
・著書紹介
 『キャリアの社会学』(共著、2007年、ミネルヴァ書房)、『地域産業の構造的矛盾と再生』(共著、2007年、アーバンプロ出版センター)など
  • 発行日: 2008.04.01