専門ゼミナールAとBは、人間科学科の3年生が全員履修することになっている、演習形式の授業です。本を読んだり、調べたり、まとめたり、発表したり、議論したりすることを通じて、専門的な学習を深めるのが目的です。 今回は心理・教育領域の教員によって開講されている専門ゼミナールから2つをご紹介します。
実践的な教育の学習ならおまかせ! 川原茂雄ゼミ
人間科学科川原ゼミは、川原茂雄特任教授(教育学担当)と3年生のゼミ生4人による教育系の専門ゼミです。このゼミのテーマは「教育・学校・教師」ということで、前期は教育学のテキストをみんなで講読しながら、自らの被教育体験を「自分史」というかたちで語り合い書き上げていきます。後期はテキストの講読に加えて、道内各地の高校を訪問して、実際の学校現場の様子や雰囲気を感じ取り、いま何が学校で問題となっているのかをリサーチしています。ゼミ生全員が教職課程を取っており教員志望なので、4年生の時の教育実習や採用試験の勉強にもなると思います。1年間のゼミでの学習の中から、それぞれが卒業論文のテーマを見出して、取り組んでいくことになります。卒業した先輩のゼミ生からは道内の教員になったり、臨時教員をやっている人もいます。少数精鋭での中身の濃いゼミですが、みんなで楽しく仲良くやっています。
藤野ゼミってどんなところ? 藤野友紀ゼミ
藤野ゼミでは前期は子育ての多様化、後期はLGBTQについて学びを深めています。後期は話し合いを重ねてテーマを決めました。多方面からの視点でそれぞれ文献や新聞記事、インターネット、インタビューなどを用いて調べています。ゼミの雰囲気はとても良くて話し声が常に飛び交います。ですがスイッチが入るとみんな真剣に取り組みます。入るまでが遅いけど、そんなところも含めて楽しいゼミです!