11月11日（土）の午後、ソーシャルワーク専攻（社会福祉士課程）の「実習1」の実習報告会を実施しました。この夏に行ったソーシャルワーク専攻の「実習1」は、自分の興味関心や将来の進路希望に応じて4つの領域（児童福祉、高齢者福祉、障害者福祉、医療福祉）から実習先を選択し、その領域での実際のソーシャルワークについて体験的に学びを深めます。それは単なる「経験」ではなく、これまでの理論的・概念的な学びを、現実の問題と結びつけて理解することになります。報告会は学生たちが実行委員会を組織して、主体的に準備・運営を行います。

今年からカリキュラムが変わり、例年よりも期間の長いソーシャルワーク実習でしたが、それぞれが実習体験のなかで学んだ成果の報告をしました。多くの実習先の実習指導スーパーバイザーの先生方もご参加くださり、学生たちは緊張しながらも、成長した姿を見せられたのではないでしょうか。また、学生たちは、「福祉サービスの利用者」といった観点ではなく、生活を営むひとりひとりの人生に触れることで、人を支える仕事の実際の意味を理解できたようです。

来月12月には「実習2」が始まります。実習2では主に「地域福祉」の観点から実習を行います。次の実習に向けて、学生たちはまた新たな学びの日々に向き合っています。