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英語英米文学科

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【英語英米文学科】大学教員の仕事を見てみよう—国際学会での研究発表(2)ベルギー—

2015.08.17

お知らせ

大学教員の仕事を見てみよう—国際学会での研究発表(2)ベルギー—

今回は夏休み特別企画第2弾、水島先生のベルギー出張の様子をお伝えします。   こんにちは、英語英米文学科教員の水島です。 本日は、7月末〜8月頭に国際学会で訪れた、西ヨーロッパはベルギーの様子をお届けします。英語教員とは言え、国際学会は世界各地で開催されるため、ヨーロッパやアジアなど、英語圏以外の地域にも繰り出します。   今回の旅程は、新千歳空港から羽田空港に向かい、ドイツのフランクフルト経由でベルギーのブリュッセルに行った後、会場校のあるアントワープまで列車で移動しました。飛行機などの待ち時間を除いても、合わせて14時間半の大移動です!それでも、学会発表前の程よい緊張感と、初めてベルギーを訪れるワクワク感とで、さほど眠気は感じませんでした。ブリュッセルに着いてみると、気温はおよそ18℃、小雨が降ってひんやりとしていました。蒸し暑い日本と比べると、薄手のコートが必要なほど寒く感じました。   ベルギーでは、北部のフランドル地方ではオランダ語、南部のワロン地方ではフランス語が公用語とされていますが、首都であるブリュッセルでは両言語が併用されていて、あらゆる場所でオランダ語・フランス語の併記が見られます。  
駅の構内にて。「ここでお待ち下さい」という意味のフランス語・オランダ語による表示です。

▲駅の構内にて。「ここでお待ち下さい」という意味のフランス語・オランダ語による表示です。

訪れてみてすぐに気づいたのですが、駅や街の中にほとんど英語による案内がありません。そのため、当初は不安を覚えたのですが、すぐにそのような心配は無用であることが分かりました。駅員さんやお店の人々、そしてすれ違う市民の方々まで、英語でのコミュニケーションが可能です。分からないことがあれば私たちに直接聞いてください、ということなのですね。   さて、ベルギーと聞いて皆さんが真っ先に思い浮かべるのは何でしょうか。チョコレートやワッフルは特に有名ですね。街を歩けばたくさんの美味しそうなお店やスタンドが並んでいます。私も早速人気店に行ってみましたが、焼きたてのワッフルはボリュームたっぷりで、大満足でした。
他のお客さんの真似をして、焼きたてのワッフルの上に冷たいアイスクリームを。

▲他のお客さんの真似をして、焼きたてのワッフルの上に冷たいアイスクリームを。

ブリュッセルを出て、列車でさらに40分ほど移動すると、最終目的地のアントワープに到着しました。アントワープ中央駅は、伝統と新しさが見事に調和しており、しばしば「世界で最も美しい駅」と称されるのも頷けます。  
アントワープ中央駅の構内。外からの眺めもまた格別です。

▲アントワープ中央駅の構内。外からの眺めもまた格別です。

その後、駅からタクシーで滞在先のB&Bに移動し、その翌日から6日間に渡って学会に参加しました。学会期間中は世界中から多くの研究者が訪れ、活発な議論や情報交換が行われました。私もポスター・セッションに参加し、多くの来場者の方々への発表とディスカッションを楽しみました。
大学構内。どっしりとした石造りの建物が並んでいます。

▲大学構内。どっしりとした石造りの建物が並んでいます。

本番前日の1枚。セッション中は息をつく暇もありませんでした。

▲本番前日の1枚。セッション中は息をつく暇もありませんでした。

滞在したB&Bはアントワープ大学から徒歩10分程度の所にありました。オーナーが作ってくださる朝食はとても美味しく、滞在客の好みに合わせて少しずつメニューに変化を持たせるなど、細やかな心配りのおかげで7日間飽きることがありませんでした。また、部屋の所々に可愛らしい花を飾るなど、ホスピタリティーのヒントをたくさん頂きました。 以下の写真はB&Bでの朝食。特に、毎朝5、6個のオレンジを絞って作ってくださるフレッシュジュースは格別でした。
ベルギー
ベルギー
ベルギー
ベルギー
また、今回の大会では、4日目の午後に自由時間が設けられており、その機会にアントワープの市街地を巡ることができました。皆さんの中には『フランダースの犬』という作品をご存知の方も多いのではないでしょうか。実は、この物語の舞台のモデルとされているのが、アントワープに隣接するホーボーケンという村なのです。そして、物語のラストシーンでも有名な、アントワープのノートルダム大聖堂(聖母大聖堂)には、主人公が最期に眺めたルーベンスの絵画が飾られています。  
高さ123mを誇るノートルダム大聖堂の外観。付近は世界各地からの観光客で混み合っていました。

▲高さ123mを誇るノートルダム大聖堂の外観。付近は世界各地からの観光客で混み合っていました。

『フランダースの犬』にも登場するルーベンスの作品。フラッシュを使用しなければ、写真撮影も許可されています。

▲『フランダースの犬』にも登場するルーベンスの作品。フラッシュを使用しなければ、写真撮影も許可されています。

その他、大聖堂の側にはルネッサンス様式の市庁舎とマルクト広場、少し足を伸ばせばルーベンスの家やステーン城などもあり、トラムやバスを利用しなくても、徒歩でゆっくりと巡ることができます。コンパクトなアントワープの街ならではの楽しみ方と言えるでしょう。 今回の国際学会では、専門家の方々から多くの刺激を受けることができました。同時に、ベルギーの歴史や文化に触れ、現地の人々とのコミュニケーションを通じて、また新たな気づきがありました。皆さんの中にも、これから海外を目指す方が少なからずいらっしゃると思います。ぜひ、まだ知らない世界に触れて、どんどん見識を広げて頂きたいと思います。
  • 発行日: 2015.08.17