社会福祉士(国家試験受験資格)

社会福祉士とは

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 社会福祉士は、1987年に制定した「社会福祉士及び介護福祉士法」により誕生した国家資格です。社会福祉士は、日常生活を送る上でさまざまな困りごとを抱えている人が、尊厳を傷つけられることなく安心して生活が送れるよう、専門的な知識や技術を用いて問題解決にあたる専門家です。社会福祉士は国家試験に合格し、社会福祉士として登録することで社会福祉士として活動することができます。
 <社会福祉士が活躍する場>
 社会福祉士が活躍する場所は多岐に渡ります。高齢者・障がい者・児童などが暮らす福祉施設や、病院、学校、官公庁、刑務所などに勤める社会福祉士もいます。最近は、社会福祉法人以外にもNPO法人や企業に勤務する社会福祉士、独立型社会福祉士事務所を立ち上げる社会福祉士も増えています。今後、ますますソーシャルワーカーとして働く社会福祉士の活躍の場が広がることが期待されています。
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本学の社会福祉士養成課程

  社会福祉士には、困難にある人を支えるための多くの専門的な知識と技術が求められます。それらを〈講義〉〈演習〉〈実習〉の形で、4年間を通じて体系的かつ段階的に修得していきます。本学の社会福祉士養成課程が一貫して大切にしていることは、人の生活を支え人生の再建に関わるために不可欠な、社会に対する関心と人間に対する共感です。本学では、〈講義〉〈演習〉〈実習〉でその視点と感性を養いながら、専門的知識と技術を習得していきます。
本学の社会福祉士養成課程

講義科目

 資格取得に必要な科目を社会福祉の各論として学びます。貧困・病気・障害・子育て・介護・・・といったさまざまな生活の困難の背景を社会との関係から理解していきます。講義では当事者やゲストを招いて、生活の現実や人生について一緒に考えたり、支援の実際について聞いたり、社会福祉やソーシャルワークをより具体的・実践的に理解できるようにしています。
講義科目

社会福祉演習

 講義で学び身につけた知識を、実践的な力に高めていくのが演習です。少人数のグループに分かれ、事例を読んで支援の方法や解決策を自分たちで考えます。みんなで話し合ったり、プレゼンテーションをしたりする機会も多いので、人と協力し合う力やわかりやすく伝える技術も自然と身についていきます。イメージを具体化するための現場見学や、当事者の立場に立って物事を考えるための疑似体験、さらには実際に地域に出て実践的に支援を学ぶ機会もあります。
社会福祉演習

社会福祉実習

 実習では社会福祉士に必要な実践力を体験的に学びます。約1ヶ月間、高齢者・障がい者・児童などが利用している福祉施設や病院等の支援現場で、利用者や職員の方との関わりを通しながら実習を行います。実際に見たり・聞いたり・感じたりする体験は、これまでの講義や演習とは違った視点から福祉に対する理解を深めることになります。実習後は、それぞれの体験を友人や教員と共有し、社会福祉士としての学びをさらに深めていきます。
社会福祉実習

国家試験

 社会福祉士になるための国家試験は年に1回行われています。国家試験は、精神保健福祉士との共通科目と、社会福祉士の専門科目をあわせて19科目(18科目群)あります。社会福祉士養成課程の所定の単位を修得すれば、社会福祉士国家試験受験資格が得られます。本学では、毎年国家試験受験対策講座等を開講しています。就職活動や卒業論文など忙しい4年生になりますが、仲間たちと励ましあいながら、コツコツ問題を解く力を身に付けていきましょう。
国家試験

卒業後の進路

苫小牧市立病院 地域医療連携室(医療ソーシャルワーカー) 成田 恵梨香さん(2016年度卒)

 病院では受診や退院までに課題を多く抱えた方がたくさんいます。仕事をしていると無力さを感じることも多々ありますが、医療専門職の中で福祉の視点から援助することで無事に受診や笑顔で退院される姿を見ると、この仕事をやっていて良かったと思えます。私がソーシャルワーカーを目指したきっかけは大学在学中の社会福祉実習でした。大学で4年間学んだ基盤があるからこそ、現在の仕事に就くことができ、新たな発見に出会えると思っています。
成田 恵梨香さん

奈井江町社会福祉協議会(福祉活動専門員) 太田 浩二郎さん(2017年度卒)

太田 浩二郎さん
 私が働いている奈井江町社会福祉協議会の魅力は、小さな町だからこそ住民との親密な関わり合いができることです。また、仕事の上司・同期にも恵まれ大変ありがたい環境で働いています。住民の方の交流会や研修会などが無事終了したときの達成感や、住民からの感謝の言葉をいただいた際にこの仕事をしてよかったと、やりがいを感じます。今後はさらに福祉活動専門員として地域に根付いた支援をしていきたいです。大学で経験した福祉実習で1日の出来事や自分が感じたことなどを書いた日誌を今でも見返して、仕事につなげています。