〈お知らせ〉札幌市立啓明中学校の生徒さんが「一日大学生」体験

札幌市立啓明中学校の生徒さんが「一日大学生」体験

10月28日(金)に、札幌市立啓明中学校の3年生20名の生徒さんが大学見学に来られました。見学の目的は、本格的な進路選択を前に、高校卒業後の上級学校を訪問して職業に対する意識を高めることです。
はじめに、森直久広報入試部長(人文学部教授)から、「大学とは何か」をテーマに講話がありました。今の社会で求められる教育とは、これまでの暗記型、詰め込み型の「勉強」ではなく、学力の三要素(①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性、協調性)をバランスよく取り入れること。そして、自ら課題を発見し解決していく「研究」こそが大学での学びの本質であり、中学生の皆さんには総合的な力を身に付け、自分で物事を考え判断できる人間になってほしいと話されました。
森広報入試部長による講話

森広報入試部長による講話

白石教授による体験授業

白石教授による体験授業

続く体験授業では、白石英才経済学部教授から、「サハリン先住民族の言語と文化」をテーマに授業が行われました。サハリン島の先住民族(ニブフ、アイヌ、ウイルタ)の言語が、北海道からほど近い位置にあるにもかかわらず、我々が用いる日本語言語と随分異なることや、彼らの文化や歴史などについてわかりやすく解説がありました。授業のなかでは、4択早押しクイズができるWebサービス「Kahoot!」を使い、楽しみながらアクティブラーニングも体験しました。
学食で食事をした後は、4名の大学生(奥村崇人さん、佐藤律子さん、島谷亮生さん、早坂楓花さん)が生徒さんたちを施設見学に案内してくれました。彼らはこども発達学科の4年次生で、来春の卒業後は教師として教壇に立ちます。さすがに教職志望の学生だけあって、生徒さんへの説明は分かりやすく、具体例を交えながら平易な言葉で各施設の概要を説明してくれました。コラボレーションセンターや10月3日にオープンしたばかりの図書館ラーニングコモンズ「Leaf-C3」、法廷教室、教職課程室などを見てまわり、中学生の皆さんは多様な施設とキャンパスの広さに驚いた様子でした。
女子生徒さんの一人は、「学食が札幌市街を一望できて素敵でした。大学にはカフェがあったり、大きな図書館や博物館(展示室)があったりと、何でもありますね」と笑顔で話してくれました。
今回の本学訪問をつうじて、中学生の皆さんが大学を理解していただき、今後の進路選択に役立てていただけたらなによりです。
  • ボランティア学生を紹介

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  • 教職課程室を案内

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  • 発行日: 2016年10月31日