〈お知らせ〉【学長メッセージ】前期を終え、後期に向かうにあたって

【学長メッセージ】前期を終え、後期に向かうにあたって

在学生のみなさんへ
2020年8月15日
札幌学院大学学長 河西邦人

 本学は、新型コロナウイルス感染拡大に対し、みなさん、そしてみなさんと向き合う教職員の健康を第一に考えつつ、「大学学則第1条にある人材を育成するための教育活動を止めない」を基本方針に掲げ、2020年度前期の教育活動を行ってまいりました。登校の制限により他学生・教職員との交流が持てず、また、不慣れな非対面の遠隔授業が実施される等、異例の大学生活に戸惑い、不安で辛い日々が続いたのではないかと心が痛みます。
 しかし、我々教職員は、みなさんの成長を支援するため、異例の状況でも教育活動を止めることなく、逆境に立ち向かってまいりました。この状況下にあっても課題提出等を通じて、みなさんが成長し続けていることに喜びを感じ、また、心強く思っております。8月15日をもって2020年度前期授業期間が終了し、集中講義(夏期、秋期)はあるものの大学は夏期休業期間に入ります。みなさんには、夏期休業期間においても、引き続き、感染予防に努めるようお願いいたします。このような状況下で大学の教育活動へご理解を頂き、大学内での感染拡大防止にご協力を頂いたみなさんに心より感謝申し上げます。
 さて、9月23日から後期授業を開始します。新型コロナウイルス感染状況の収束を見通せない現時点では、後期も非対面の遠隔授業を基本にせざるを得ません。しかし、前期とは異なり、動画・音声ファイルを増やすなど、教育の質を高め、より多様な形式で遠隔授業を受講できるようにします。一方で教育効果上、対面型の教育が必要と考えられる講義に関して、一定条件を満たし、さらに感染拡大防止を徹底した上で面接授業も行いますが、本学周辺地域において感染が拡大した場合、面接授業を遠隔授業へ切り替える可能性があることをご承知おきください。遠隔授業か、面接授業かといった各科目の運営方式等の情報については、9月上旬頃公表を予定しており、また、授業だけではなく、課外活動に関しても社会状況を見ながら、活動制限の緩和やその方法について、引き続き検討いたします。

 戯曲の「マクベス」の一節にある”The night is long that never finds the day”を意訳した、「明けない夜はない」という名言があります。この新型コロナウイルスもいつかは収束し、みなさんが安心して大学へ戻って来られることを信じ、後期も頑張りましょう。みなさんと大学内で会える日が一日も早く来ることを教職員一同楽しみしています。
 
  • 発行日: 2020年08月15日
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